車のナビ、誤入力の恐怖
マイコーヒーを運転席に持ち込んで1時間半以上のドライブに出発。
まだ信号はところどころ赤や黄色の点滅だ。
目を刺すように眩しい朝陽に向かって車を走らせ、朝から「天城越え」を高らかに歌い上げる。最近まで季節柄「夜桜お七」だった。あ、最近プレイリストに「津軽海峡冬景色」を加えました♪
朝の5時から「石川さゆり」。
起きているには声を涸らしてでも朝から熱唱、これに限る。
ここでもう一つ心配なのは、車のナビである。
もし一文字でも住所や行き先名を打ち間違えたら…。
1ミリも疑うことなくナビの言う通り、右へ左へまんま運転しているため、まったく知らない場所に到着して誰も知った顔を見られないと、一気にこの世の終わり的恐怖に陥ってしまう。
母になってもいまだに子どものように泣き出したくなるのは、そんなとき同じチームの人の車を現地で見つけた時かもしれない。びえぇぇぇ。
もう、書いていても恐ろしい。
けれど今はこのナビさえあれば、私の運転で全国どこへでも目的地に辿り着けるなんて…。
免許を取ったころ、紙の地図を見て道を調べていたのが、なんだか懐かしい。よく道を覚えたもんだ。
でももうナビなしではいられないわたし…。
早めに現地に着くと、近くのコンビニに寄って入場時間まで待機している。この時足りないものや自分の朝食を買って、朝ごはんタイムだ。
子どものお弁当を作るときに自分のもチャチャっと作っておけばいいのに、なぜか自分の朝ごはんやお昼は完全後回し。朝プロテインを一杯飲んで出て以来、近くにコンビニがなければ自分の食事はないこともある。