ストレートネックになっていませんか?
1つが、頸椎(背骨の首の部分)の問題です。
背骨(脊椎(せきつい))は、椎骨という骨が積み重なって構成されています。
人の体を左横から見ると、脊椎がゆるいS字状カーブを描いています。7個の頸椎は前方に、12個の椎骨からなる胸椎(きょうつい)(背骨の胸の部分)は後方に、5個の椎骨からなる腰椎(ようつい)(背骨の腰の部分)は前方にふくらんでいます。
これは、二足歩行するようになるとともに、5kg以上もある重たい頭を支えるために生じた進化です。
パソコンやスマホなどの普及により、現代人はねこ背になり、首を前に突き出した姿勢を取ることが増えてきました。
本来、前方にゆるいカーブを描いているはずの頸椎が真っすぐになってしまう、いわゆる「ストレートネック」となる人が急増しています。
このストレートネックが、フワフワめまいの原因となるのです。
ストレートネックの状態で歩くと、着地したときの振動が直接、頭蓋骨(ずがいこつ)に伝わり、それがフワフワめまいを引き起こしてしまうと考えられるのです。