「介護は妻の役割」という認識が変わった

そこで、ケガが回復すると、夫と一緒に役所に出向きました。

どちらかに介護が必要になったとき、在宅ではどんなサービスが受けられるのか、介護認定を受けるまでの期間はどれくらいか、また入所するならどんな施設があるのか、それはどこにあるのか……などを調べるためです。

何度か足を運んで、「これなら、いざというときにも大丈夫」という準備と心構えができたといいます。

その間には、さまざまな夫婦の会話もあり、また、夫のほうも「介護は妻の役割」という認識が変わり、絆がより強くなったと感じたそうです。

 

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