公務員に残される仕事
一方で、公務員に残されるのは、高度な意思決定に関係する重要な仕事となります。
もしかすると、公務員個人の本音としては、あちらを立てればこちらが立たないような話をうまくAIがまとめてくれたら角が立たずに助かるのかもしれませんが、その期待はしないほうがよさそうです。
従って、今後も幹部の公務員には、重いプレッシャーがかかり続けると予想されます。
AIの「侵食」を受けないのはうらやましいと思うかもしれませんが、それはそれで大変な役割が、かえってクローズアップされることにもなります。
※本稿は、『10年後のハローワーク これからなくなる仕事、伸びる仕事、なくなっても残る人』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『10年後のハローワーク これからなくなる仕事、伸びる仕事、なくなっても残る人』(著:川村秀憲/アスコム)
AI研究のトップランナーが予測する、10年後の仕事、社会、そして生き方。
どう働けばいいのか、どこへ動くのが正解か。
仕事の8割がAIにかわる時代に、とるべき選択が見えてくる!