そもそもなぜ塩が手に入らなくなったのか

1568年、武田信玄はそれまで同盟関係にあった駿河(するが)の今川氏真(いまがわうじざね)を攻めた。

武田氏の領地である甲斐(かい)と信濃(しなの)は内陸だったため、塩を含む海産物等は今川氏の駿河方面から運び込んでいたのだが、この争いが始まってからは今川氏が商品の流通をストップ。

『あなたの知らない日本史の大常識』(著:日本博識研究会/宝島SUGOI文庫)

武田氏は塩が手に入らなくなってしまった。