産まれてくる命に対する理紀の無責任な行動

囲む会の翌日に帰京した理紀は沖縄の離島出身の元中学教師・ダイキ(森崎ウィン)とも関係を持つ。理紀が一度マッチングで「買った」女性用風俗業の従業員だ。

理紀はダイキに郷里での日高との一夜を打ち明ける。

「きのうは排卵日まで6日もあったし、どうせ排卵日には草桶さんの精子入れられるんだから、それまで誰と気持ちよくなろうが別にいいだろうって感じ」(同)

だが、理紀はダイキとも関係したあと、スマホで精子がどれくらい生きるのかを調べて、青ざめる。「6日から10日」。次の排卵で妊娠した場合、3人のうち誰の子か分からない。代理出産の目的が金だけで、産まれてくる命に対する責任感や契約を守ろうとする意識がないから、こうなった。

一方で基は理紀を縛り付けようとするばかり。人間扱いしていない。また、悠子は産まれてくる子供を育てることになるのだが、そんな自覚はない。子供が産まれてきたら、どうなってしまうのか。