机に座ると、目の前には梅や紫陽花が植えられた庭が広がる

 

自分が納得するまで徹底的に書き直す。そうして初めて、一つの作品が完成する。

 

父・佐藤紅緑さんが、愛子さんが生まれた年に海外で買ってきたペーパーウェイト。父の死後は愛子さんが使い続けている

 

「満足のいくものが書けてペンを置ければ、一日が充実する。書き続けている限り、毎日充実感はあります。書くことは楽しいですよ」

 

愛用の万年筆は日本のメーカー、セーラー万年筆のもの。何十年も同じモデルを愛用しているという

昨年100歳を迎えた佐藤愛子さんのエッセイを原作とした映画『九十歳。何がめでたい』は6月21日より全国公開