心地よさを優先させた服を選ぶ

自分の肌に合う色。自分の心が和む模様。手に取ってみてほっとする、あるいはワクワクする素材。着てみてしっくり来るモノ、反対に抵抗感があるモノ。それは自分にしかわからないことです。誰も教えてくれないことです。

流行に惑わされることなく、周りの意見に流されず、自分の心に耳を傾けてみてください。自分の本能と感覚を大事にしてください。そして「これ」というモノが見つかった時は、多少季節外れだろうが、場違いだろうが、それを着てみてください。

人からダサいと言われようが、「おかしい」と言われようが、それを貫いてみてください。人の意見より自分の心地よさを優先させてください。

「自分らしいスタイル」というものはすぐには見つかりません。私の試行錯誤はまだまだ続くのでした。けれども自分を主体にして洋服やアクセサリーを選ぶようになってからは、不思議なほど気がラクになりました。同僚の恰好を真似ることもなくなりました。

自分なりの生き方。それは何よりもまず、自分の感性を磨くことから始まります。

 

※本稿は、『パリジェンヌはすっぴんがお好き』(ダイヤモンド社)の一部を再編集したものです。

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パリジェンヌはすっぴんがお好き』(著:藤原 淳/ダイヤモンド社)

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