ドクターに伝えたら、終わりではない

診察を受けて家に帰ってから、「あれも聞けばよかった。これも聞いておくべきだった」と思ったことがあれば、それもすぐにメモします。シニアは、若い頃にくらべて記憶力が落ちるのは当然ですから、「気がついたことはすぐにメモ」が必須です。

とくに、診断されて「しばらく様子をみましょう」と言われたり、薬を処方されて「4週間後に、もう一度いらしてください」となった場合、その間の体の状態や疑問に思ったことなどをまとめておくことは大切です。

ドクターに伝えたら、それで終わりではありません。ドクターの答えもメモします。どんなに記憶力のいい人でも、ドクターの返事を完璧に覚えておけるものではありません。医学用語が出てきたら、あとで調べるためにも、その場でメモをとりましょう。

 

 

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