スピリチュアルな視点で見れば、病には3つの種類があります。

1つ目は肉の病。過労や不摂生など肉体に無理がかかって出る病です。

2つ目は思い癖の病。クヨクヨしがちな人に胃痛が出るなど、思考の癖が病として表れる場合です。

3つ目は宿命の病。自分の学びとなる人生のテーマやカリキュラムにかかわる先天的、後天的な病気を含め、寿命に関わる病気です。

これら3つはすべてが連鎖しています。過労や不摂生をするのは、よくないとわかっていても思い癖が根底にあるから止められないせいですし、それを続ければ寿命さえ縮めてしまうかもしれません。

突然、病気になることは滅多にありません。そこに至る前に、たましいは私たちにさまざまなメッセージを送っています。「無理な暮らし方をしているのでは?」「その思い癖に気づいていますか?」「あなたの命、あなたの人生、どうしますか?」というたましいからの重要なメッセージがあるかもしれないことを、忘れないでください。

また、病気になるのは、もともとは健康だったからこそ。健康な状態から、心身がなんらかの拒絶反応を起こすために病という形で表れる。それを自覚できるのはありがたいことではないでしょうか。

ならばたましいからのシグナルを敏感に感じ取り、「もうどうにもなりません」というところまで行く前に、メッセージを理解し、暮らし方、考え方を訂正したいものです。この連載が、そのきっかけになることを願っています。

さて、最後に申し上げたいことがもう1つ。私がお話しするのは可能性に過ぎません。そして病院での診察や治療を受けるのは現世に生きるうえで必要なこと。それらを心に留めつつ、どうぞおつき合いください。

 


【動画】
江原啓之×圓尾和紀「スピリチュアル・メッセージ&フィジカル・ヒーリング」
第1回 なぜ今、「食」なのか?