タカラジェンヌはみんな、大きなスポンジが好き

「先日、皮膚科の先生に、お肌のために乳液やクリームを重ねづけなくていいんですかと聞いたら、『たくさんつけすぎるのは良くない』と言われたんです」と大さん。うららさんも「化粧水にオイルを1、2滴だけ」がいつもの肌ケアと、あっさりしています。

「健康にも肌にも粗食が一番。宝塚時代もズボラな人のほうが、肌がきれいだった」とのお話。ホントに!? 大さんは洗顔もシンプル。「牛乳石鹸で、顔も身体もガシガシ洗います」とのこと。意外です!

「スキンケアはシンプルだけど、メイクはいろいろ試している」というお二人。オススメの化粧品を教えてくれました。

まず大さん。

「いろいろなファンデーションを試してみて、今はKATE(ケイト)のリキッドを使っています。《シークレットスキンメイカーゼロ》という黒いボトル。コントロールカラーは無印良品の《UVベースコントロールカラー》です」

プチプラコスメを紹介してくれて優しい……。

コントロールカラーについてはさらに語ってくれました。

「舞台化粧ですら、もともとの肌の色によって仕上がりが違います。同じファンデーションでも下地で発色が変わるから、コントロールカラーは大事です」

実際に大さんは「顔がパレットになるほど」試したそうです。

「私は赤みが強いので青を足します。ブルーとグリーンとパープルを薄く使って、下地の肌をラベンター色に。ラベンダーが一番透明感が出るんです」

それだけで「チークはしていない」とのこと。だから自然な肌なんですね。

客席から「どうしたらそんなに艶感がでるのですか」と聞かれた大さん。「ファンデーションの量がコツ。皆さん思ったよりもつけてるんですよ。少ない量をスポンジで密着させて」とアドバイス。ちなみに「スポンジは資生堂の大きなやつ」を使っているそうです。

タカラジェンヌはみんな「スポンジもパフも資生堂の大きなやつ」を使っていて、特にパフは「両手使い」なんですって。

一方、うららさんは……。

「艶はだしたいけどテカテカはイヤ。ベタつくのが苦手なんです」とのことで、こだわりは「ファンデーションは筆でのせる」こと。

その筆はM・A・C(マック)の「パツンと真っ直ぐ切れてるフェイスブラシ」だそう。「ハイライトもM・A・Cの筆でのせています。実は、チークの上から粉をのせるとチークも落ちないんですよ」と、粉使いについて熱く語ってくれました。