子どもが悪口を言い出したときの3つのポイント

(1)気持ちを受け止める

「何があったの? 秘密って何?」といろいろ聞きたくなりますが、まずは、気持ち(この場合は、怒っていること)を受け止めましょう。受け止め方は黙認ではなく、子どもの言葉をそのままオウム返しするだけで大丈夫です。

『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』(著:天野ひかり、イラスト:とげとげ。/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

(2)親が答えを考えない

いろいろ聞いた結果、親は正しい解決法は何かを考えたくなります。しかし考えるのは、子どもです。話を否定されたり、遮られなければ、子どもは自分のペースでお話しできます。声に出すことで感情をコントロールできるようになり、言葉にすることで考えを整理できるので、話しやすい雰囲気を続けましょう。

(3)信じてもらえると、自分で解決法にたどり着く

親に言われなくても子どもは十分に「いけないこと」をわかっています。悪口を言っても、大好きなお母さんお父さんに叱られずに、少し悲しい表情で受け止めてもらえたことで、子どもは落ち着きを取り戻し、自分の頭で考え始めます。仲間はずれ、無視する(この場合)と考えたけど、「本当にそれでいいのか?」「他の方法はないのか?」と考え始めるでしょう。