詰め込みすぎると、心が乱れる
私は1週間以上の海外旅行でも、スーツケースは小さめにして「機内に持ち込める量」「抱えて階段の上り下りができる量」と決めています。
それ以上になると、颯爽と歩けないばかりか、預けてロストバゲージを心配したり、見知らぬ人に持ち運びを手伝ってもらったりして、旅の一瞬一瞬を楽しめないからです。
食器の量、服の量、本の量など所有する量も一定数を超えると、使わないものが出てきます。
本棚に新しい数冊を入れたら、その分、数冊は処分する(捨てる・売る・人にあげるなど)というように、量を絞ったほうが管理もラクなのです。
ものだけでなく、人づき合いや仕事、遊びも詰め込みすぎると、心が乱れてきます。
大切な人や事柄に絞って、腹八分目くらいで余裕をもたせるのが、楽しむコツ。
「量を減らして、質を高めること」で、センスは磨かれていくのです。
※本稿は、『センスいい人がしている80のこと』(扶桑社)の一部を再編集したものです。
『センスいい人がしている80のこと』(著:有川真由美/扶桑社)
センスという、感覚的であり、つい惹かれてしまう言葉。いったいセンスってなんなのか……?
本書では50種類の仕事、約50カ国を旅してきたなかで著者が「センスいいな」と思った魅力的な人のこと、感性を磨くためにやってきたことから、センスについて考えていきます。
日々の生活でマネすることのできること満載なので、1日1個からでも習慣にしてみてください。