わたしにとって初めての大学野球観戦

たまたま対戦する慶應大学のメンバーに、学童時代の2つ上の先輩が入っていたこともあり、ここはどうにか調整して応援に行かねば!

てなわけで、急遽スーツ姿でジャイアンツアカデミー校長の仕事に向かう夫に次男を多摩川まで送ってもらって、わたしは神奈川の平塚にある東海大学のグラウンドへ向かった。

何を隠そう、わたしにとって初めての大学野球観戦だ。

これまで学童、中学野球、高校野球と経験してきて、次男・瑛介で2周目を辿りつつあるが、それぞれにチームのルールや親の仕事があった。馴染んでしまえば何でもないことだが、最初に入っていく時が一番ソワソワして緊張するもの。
正直言って翔大が試合に出られることより、初めて大学のグラウンドに足を踏み入れて観戦する緊張の方が大きかった。

「親は何もしなくて大丈夫なのか」

高校までは、いつも母たちがお茶や氷を用意したりケガや具合の悪い子の世話をしていたので、保護者の仕事が何かしらあるのでは、と思って行ってみたら…。

そりゃそうだ。
大学生なのだ。

しかもそこはホームグラウンドなので、そこで生活する学生達がしっかり野球をやるための動きと役割を心得ている。選手やマネージャーが驚くほどたくさんいる。一番仕事が多くシャッシャと動かねばならないのが、翔大ら1年生なのだ。