衾覆いの儀
なお天皇は夜御殿〈よるのおとど〉というところにいます。寝間着としては直垂〈ひたたれ〉を着て、御悵台〈みちょうだい。ベットのこと)に横になる。
そして衣服を着替えた女性も御悵台に入る。
すると女性の父母、もしくは縁の深い貴族が二人に衾〈ふすま〉を着せかけて、退出する…。
これを衾覆〈ふすまおお〉いの儀、と呼びます。
衾はいまの布団。長方形のものと、掻い巻きのようにえりや袖のあるものがあったようです。
そのあと二人がどうするか・・・。毎度のことながら、ヤボな話はやめましょう。