(写真提供◎photoAC)

リーディング・ゾーンに入りやすい環境を用意しよう

リーディング・ゾーンには、いつでも簡単に入れるわけではありません。

大前提として、子どもに合った本選びができている必要があります。

そして、リーディング・ゾーンに入るためには、30分程度の助走時間も要します。

つまり、リーディング・ゾーンを経験するためには子どものレベルと好みに合った本と、30分以上のゆとりある時間が必要だということです。

子どもにその経験をしてほしいと思うなら、「休日前の夜は時間を気にせず本を読んでもいい」といったルールを決めておくのもいいかもしれませんね。

リーディング・ゾーンを体験して本の楽しさに目覚めれば、子どもは自然と読書に興味を持つようになります。

ですから、子どもがこのゾーンに入れたら、読書好きになれる大チャンスが到来しているということ。食事などの時間が少しくらい遅れても、できることならこのチャンスを掴みとり、読書を好きになれるよう背中を押したいところです。

 

※本稿は、『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
読書好きになる秘訣は「読まない」判断をすること。「せっかく買ったんだから、全部読まないともったいない」とプレッシャーをかけないで
東大出身者「読書ができれば、他のことはなんとかなる」英語やプログラミング…本を読めば学ぶことができる。子どもの未来を切り開くための武器に
なぜ優れた人の勉強法を真似しても成績は上がらないのか?現役東大生「重要なのは、東大合格者の多くが身に着けている<ある習慣>で…」

東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』(笹沼颯太/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

1日2時間の動画が、1日2冊の読書になる!
1万人以上の子どもを読書にハマらせた著者だからこそ伝えられる、家庭でできる読書教育のコツ