親たちを甘やかそう

幼子に人生コスト(時間、手間、意識、金)をかけすぎると、脳がヤバいと感じてイラつく親たちだけに、孫を任せておくわけにはいかない。

というわけで、祖父母は基本、甘やかし役になるべきだと私は思う。

『孫のトリセツ』(著:黒川伊保子/扶桑社)

その際、孫を甘やかすよりもっと甘やかすべき人がいる。孫の親たちである。

子どもに手がかかると、人生を根こそぎ奪われるような気がして焦燥感に駆られてイライラする。

それが生殖本能の創り出す感覚なら、止めることはできない。

だとしたら、時々、人生を取り戻させてあげればいいのでは?

彼女自身、彼自身の時間を確保してあげること。

これも、ひいては孫のために、私たち祖父母ができることじゃないだろうか。