(写真:『主役はいつも“私自身” フランス人に学んだ「本当の感性」の磨き方』より)
「フランス」と聞くと、「おしゃれな国」「芸術や文化を大切にする国」といったことをイメージする方も多いのではないでしょうか。「フランス人のおしゃれや文化の裏側には、その人だけがもつ『感性(センス)=物事をとらえる独自のアンテナ』が隠れている」と語るのは、2017年からフランス・リヨンに住み、InstagramやVoicyで「心豊かな暮らし」について発信している日本人のロッコさん。今回は、ロッコさんの著書『主役はいつも“私自身” フランス人に学んだ「本当の感性」の磨き方』から、<人生のクオリティ>が高まるフランス人の言葉を一部ご紹介します。

過程が大事

「最近はヴィンテージの服が多い。その服がどんな人生を生きてきたか考えるの」

先日、「フランス人って、こんなことを考えているの?」とびっくりした出来事がありました。

それは、着こなしが上手な友人が、「最近はヴィンテージの服が多い。その服がどんな人生を生きてきたか考えるの」と話していたこと。

彼らのファッションに対する信念を感じました。

「安いからという理由だけでなく、『一点の服が、どんな時代を生きてきたのか』という、その服のストーリーを身につける。それが自分のスタイルになるのよ」と話す彼女。

絶えず最新の情報が流れるこの時代、「なぜ選ぶのか?」をひとつひとつ考え、選択することで、より自分を理解し、自信を持って生きることができるのではないでしょうか。