(写真提供:Photo AC)
持ちモノをできるだけ減らし、必要最小限で暮らすライフスタイル「ミニマリズム」が近年話題になっています。「ミニマリズムを取り入れたことで、人生が変わったと言えるほど生活が一変した」と語るのは、看護師として働きながらYouTubeでミニマリズムの暮らしを発信しているミニマリストのmai minimalismさん。今回は、maiさんの初の著書『がんばらないミニマリズム モノ・時間・暮らしのゆとりをつくる』から一部引用・再編集し、「maiさんが経験した<ミニマリズムの限界>」についてご紹介します。

目指していた空間ができた、はずなのに

最初は「明らかに不要なモノ」「1年以上使っていないモノ」などわかりやすい目安でモノを手放していましたが、徐々に「今は使っていないけど、今後使うかもしれないモノ」なども手放すようになりました。

ミニマリズムの“必要最小限”を実現するため、見ているだけで気分が上がるオブジェなど「実用的でないけれど、愛着のあるモノ」も、心を鬼にして手放しました。

卒業アルバムも一部をスマホで撮影して、デジタル化してから手放したりして、限界までモノの数を減らすようになっていったのです。

気がつけば、家の中からはどんどんモノが減りました。

リビングにある家具はデスクと椅子だけ、寝室にあるのは布団と枕のみ。

ミニマリズムを始めて6カ月、ついに、目指していたミニマリスト空間を手に入れることができたのです。