失敗を恐れなくていい
とはいえ、どんなに準備を重ねても、うまくいかないことはたくさんある。
みなさんの演技は完璧なのに、私のNGで「やり直し」になると申し訳ない気持ちになるし、悔しい。
それでも、映画「世界の終わりから」に出演したとき、紀里谷和明監督に「間違えることに臆病になるよりも、思いっきりやってみて。失敗を恐れなくていい」と言っていただいた。
安心した。
どんな世界でもそれは同じ。失敗を恐れてビクビクしていても、よいものはできない。
本番になったら、自分ができる最大限のことをする。それは俳優でもモデルでも同じだ。
結果、「冨永さんは、度胸あるねえ」とほめていただいた。
そんな「俳優・冨永愛」の生みの親でもある『グランメゾン東京』が、2024年冬にスペシャルドラマとして帰ってくる。
あれから5年、私たちがどう成長したのかも見てほしい。
※本稿は、『冨永 愛 新・幸福論 生きたいように生きる』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
『冨永 愛 新・幸福論 生きたいように生きる』(著:冨永愛/主婦の友社)
「生きたいように生きると決めた」
世界的トップモデルで俳優としての活躍も著しい冨永愛が語る、自分で自分を幸せにする生き方・思考法とは?