細々とでもいい。「ひとつ」を続ける

「大好きとはいえないけど、なぜか続けられる仕事」を侮(あなど)らないでください。たとえば、「ライティングもイラストもできる」なら、二足のわらじを履いてもいいですし、途中でどちらかひとつになってもいいのです。

細くてもいい。
とにかく長く続けて、「スキルを積み上げていく」のがおすすめです。

<長く続けるメリット>
●プロフィールに実績として書ける(例「**歴10年」)
●スキルが向上し、知識が増える
●活躍する分野での人脈を構築できる
●周囲からの信頼が厚くなる
●仲間ができる

女性フリーランスの働き方』(著:小川真理子/日本実業出版社)

昨今は、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスが重視される時代です。
それでも、寿司職人歴「1年」と「10年」の人が、同じネタを使い、同じ料金で腕を振るうことになったら、後者のお寿司を食べたくなるのではないでしょうか。

女性向けマネー本の著者として知られる投資家の永田雄三さんは、「投資で成功したいなら、これと思うものに長期で積み立て続けるのが最良の道」と述べています。

フリーランスで何かを成し遂げたいのであれば、「これ!」と思う仕事をコツコツ続けて、少しずつでも実績を積み重ねていきましょう。

これを続けているうちにスキルもどんどん磨かれて、自分の肩書が自然とできあがっていきます。

<POINT>
大好きと断言できない仕事の中に磨きがいのある原石が隠れている