気を整える呼吸法とは

【その1】逆腹式呼吸法

自律神経の乱れを整えるのに、有効な呼吸法です。

「逆腹式呼吸は、小腸に刺激を与えて活性化。消化吸収もよくなり、気・血・水の不足を補うとともに巡りをよくします」

(1) 肺の中の空気を口からすべて吐き出す
(2) お腹をへこませて、5秒くらいかけて鼻から肺の中に思いきり息を吸い込む

(3) 吸い込んだ息を2回に分けてお腹をふくらませながら5秒ずつ吐く小腸のあたりがジワーッと温かくなればOK

 

【その2】小周天(しょうしゅうてん)呼吸法

上半身に気を巡らせる呼吸法。

「呼吸と体の部位に意識を集中することで気の不足やストレスなどからくるイライラ、ウツウツが解消されます。1回1分でOK」

上半身に気を巡らせる呼吸法

(1) 肛門→お尻→腰→背骨→首の後ろ→後頭部→頭のてっぺんと、それぞれの部位に空気を通すイメージで鼻から息を吸い上げる

(2) 頭のてっぺん→額→鼻→喉→胸→ウエスト→おへそ→丹田と、それぞれの部位に空気を通すイメージで口から息を吐く。(1)と(2)を3〜5回くり返す