次々と結果を出していく慶大

しかし、試合終了後、メディアが「プロ注目の右腕、三浦投手が慶大相手に “ノーヒットワンラン”」と法政のエースの偉業を報じる中、その彼は勝利者インタビューで次のコメントを残していました。

「慶應のバッターの気迫に押され、逃げ腰になってしまいました」

(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

こうして初戦は落としたものの、勢いに乗った慶大はその春季リーグ戦で優勝。

そして、全日本大学野球選手権大会で34年ぶりとなる4度目の大学日本一に輝いたのです。

また、同年の秋季リーグ戦でも優勝し、30年ぶりの春秋連覇を達成。

さらに、2023年の東京六大学野球秋季リーグ戦でも4期ぶり40回目の優勝を果たすとともに、明治神宮野球大会で4年ぶり5度目の大学日本一の栄冠を手にしたのです。