言葉は人と人をつなぐ糸

そんな盛りすぎが気になる私は、マナー講師でもアナウンサーでもありません。敬語マニアのコピーライターです。

長年言葉をツールに、生活者と企業のコミュニケーションを発想し続けてきました。

近年は文章術講師として、生活者と自治体・企業のコミュニケーションを深める言葉を伝えています。

その敬語、盛りすぎです!』(著:前田めぐる/ 青春出版社)

ちょっとした違和感があれば、その言葉を解きほぐし、紡ぎ直します。

大切なのは、正しさ以上に「ほどのよさ」。

盛りすぎないほどよい敬語を生かせたら、目の前にいる相手を大事に思う気持ちを率直にさりげなく表せます。

ビジネスにおいても、ごまかしのない本質を捉えた会話が成り立つでしょう。

「この人とまた会いたい」「こんな人に仕事を頼みたい」と思われたり、ふとした瞬間に心地よい空気が流れたり……盛りすぎないからこその誠実さと潔さがもたらす恩恵です。