強いストレスを感じると…

強いストレスを感じると、まず胃腸が弱ります。

胃腸の働きが悪くなるため食欲がわかず、食べてもうまく消化吸収ができません。

すると、体を動かすための気血水(き・けつ・すい/中医学の考えで人の体と心を支える重要な3要素)が十分に作れず、不足していきます。

その状態が続くと気血水の不足でさらに胃腸の働きが悪くなり、メンタルも不調から抜け出せなくなります。

ですから、早めに対処して、負のループから抜け出す必要があるのです。

『胃腸をあたためると心の不調が消える: 心も体も自然と元気になる食事と暮らし』(著:櫻井大典/Gakken)

私も仕事のことなどでストレスを抱えすぎると、空腹を感じない、食べても味がしない、胃がつまっている感じがする、などの症状が出ます。

こういう状態がたまに起こるのであれば、食欲がわくまで1~2食抜いて様子を見ても構いません。

しかし、それでも食欲が回復せず、食べられない日が何日も続くようなら、専門家への相談も必要です。

また、あまりお腹が空かないからといって、お菓子を食事代わりにするのはやめましょう。お菓子では、心と体に必要な栄養は満たされません。

まずは、おかゆか重湯を食べてみましょう。体が甘さを求めている場合には、焼きいもや干しいもを食べるといいですよ。