どんな代替食品がある?
〈代替肉〉
肉に近づけて作った食品です。
日常見かけることが多いのは、大豆が主原料の「大豆ミート」でしょう。肉よりも低カロリーで、大豆由来のタンパク質が豊富に含まれています。ひき肉に似せた「ミンチタイプ」や薄切り肉に似せた「フィレタイプ」などさまざまな形状のものがあり、用途に合わせて選べるのも特徴です。
代替肉には大豆ミート以外にも、ひよこ豆を主原料にしたものや、きのこを主原料にしたものなどがあります。
〈代替卵〉
大豆やニンジンといった植物由来の成分を使って作った食品で、鶏卵よりもカロリーが低い傾向にあります。
昨年、鳥インフルエンザが流行し、鶏卵の品薄・価格高騰問題が発生した際は、その代替として注目を浴びました。
卵と同じように加熱調理できる液卵状のものや、スクランブルエッグ状のもの、粉末状のものなど、いくつかの種類があります。
〈代替魚〉
こんにゃくや大豆など、植物由来の原料を使って魚の食感を再現した食品です。刺し身に似せたものや、缶詰のツナに似せたものなどがあります。
7月には日清食品が発売した「日清謎うなぎ丼」が注目されました。これは大豆を主原料とし、見た目や食感をうなぎの蒲焼きに近づけて作られています。
〈代替乳〉
牛乳の代わりとなる飲料で、植物を原料とします。牛乳よりも低カロリーであっさりした味わいなのが特徴です。
代表的なものは「豆乳(原料:大豆)」と「アーモンドミルク(原料:アーモンド)」ですが、他にも「オーツミルク(原料:オーツ麦)」や「ライスミルク(原料:米)」、「ココナッツミルク(原料:ココナッツ)」などがあります。
そのまま飲む以外にも、牛乳と置き換えてお菓子の材料に使うなど、アレンジしやすい食品です。