自慢の手秤で選ぶ

硬くて重い靴を買った頃より、今選ぶソックス類も厚手のものになっているから窮屈に感じるし、薄手のタイツとかで靴擦(くつず)れにでもなったら、人生のうちの数時間を〈我慢〉に取られてしまう(こんなときタイツはすぐに脱げないから始末が悪いです。お腹はあったかいけど)。

試しに、今一番よく履く靴の重さを量ってみると、なんと片方が120グラムという軽さでした。そのおかげでこの靴を履いたときは、サクサク歩けてたんですね。

『やめると人生ラクになる 70歳を越えたらやめたい100のこと』(著:中山庸子/アスコム)

その感じを手に覚えさせて、他のも次々手秤(てばかり)で測定。「えっ」と言葉が出るくらい、靴によって重さが違うことが分かりました。

今は手持ちの「柔らかくて軽い靴」で間に合うけれど、これから買うときには、自慢の手秤で「この軽さなら歩きたくなる」という靴を選ぶことにしましょう。