「何かを我慢し続けている」「他人と比べて自分が劣っている気がする」など、気分が落ち込んでいるのは、自分の機嫌を管理しきれていないからかもしれません。韓国で作詞家やコピーライターとして活躍するキム・ダスルさんによると、「気分がコントロールできれば、人生もコントロールできる」とのこと。そこで今回は、キムさんのベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』より一部引用、再編集してお届けします。
ネガティブな自分に気付いてあげる
気分が落ちているときの思考パターンは、こんなふうになりがちだ。
1.「どうせうまくいかない」としか考えられない
失敗を経験した人は、それ以上傷つきたくなくて期待することを止める。
物事をネガティブにしかとらえられなくなるから、言動も否定的になる。
こんな状態が心理メカニズムでいう「防衛機制」だなんて、普通は自覚できないもの。
2.他人と自分を比較する
生きている以上、人との関係は避けて通れない。換言すれば、他人の視線から一生逃れられないってこと。
どんなに心臓に毛の生えた人でも裸では出歩けないように、誰だって他人の視線は気になるもの。
しかしこのことが他人との比較をまねく。
やたら自分と他人とを比べてばかりいると、「ダサい」とか「全然ダメ」だなんて自分に対するネガティブなジャッジばかり下すようになる。やがて、自分に冷たくなる。