ついに帝までまひろの元へ

それからまひろの物語はさらに宮内へと広がっていき、周囲の女房や公卿までが夢中になって読みふけるように。

すると今度は帝までが「聞いてみたいことがあって参った」とまひろの元をたずねてきます。

なぜこの物語を書こうと思ったのかたずねる帝。対してまひろは、道長から帝に献上する物語を書くように依頼された、と話します。

そのヒントとして帝の話を聞き、物語を書き進めていくうち、帝の悲しみを肌で感じるようになったと話すまひろ。対して一条天皇は「この先はどうなるのだ」とたずねます。

その後「そなたの物語は朕にまっすぐ語り掛けてくる」「また来る」と言ってまひろのもとを去る帝。

しかしそれを聞いたまひろは、心の中で「私ではなくて、中宮様に会いにいらしてください」とつぶやくのでした。