違うからこそいい
和田:違うからこそいいんだと思うんです。いくつになっても異性といると、やはりときめくわけで、そこが異性と付き合う良さでもある。
中尾:そうでないと意味がないですよね。
和田:もちろん、子どもを産むためだけに男女が存在するわけではないと思う。やはり異性がいるから「もう少し若くいたい」「もうちょっと頑張ろう」とか「かっこつけよう」とか思えるのではないでしょうか。
私は男子校出身でしたからよくわかるんですが、服装も自由な学校で、夏の暑いときなんかはみんなほとんど裸で授業受けたりしているわけですよ。それに加えて、下品な話ばかりして。これが共学だったらそうはいかないだろうなと思いますよ。
※本稿は、『60代から女は好き勝手くらいがちょうどいい』(宝島社)の一部を再編集したものです。
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出典=『60代から女は好き勝手くらいがちょうどいい』(著:中尾ミエ、和田秀樹/宝島社)
中尾ミエ
歌手、女優
1946年福岡県生まれ。62年「可愛いベイビー」で歌手デビュー。以降、ミュージカル、コンサート、映画、テレビドラマなど多方面で活躍。TOKYOMX『5時に夢中!』の金曜コメンテーターとしてレギュラー出演中。著書に『人生もっともっと楽しまなくちゃ』、『76歳。今日も良日』。近著に和田秀樹さんとの共著『60代から女は好き勝手くらいがちょうどいい』がある
和田秀樹
精神科医
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。立命館大学生命科学部特任教授。高齢者専門の精神科医として、35年以上にわたって、高齢者医療の現場に携わっている。主な著書に『年代別 医学的に正しい生き方』(講談社)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『80歳の壁』『70歳の正解』『コレステロールは下げるな』『「せん妄」を知らない医者たち』(いずれも幻冬舎新書)、『心が老いない生き方 - 年齢呪縛をふりほどけ! -』(ワニブックスPLUS新書)など著書多数。