【お茶の水】ニコライ堂

夢二と恋人の彦乃(右)。仲を反対されていた2人が、ひそかに結婚式をあげた時の様子が描かれている。下は関東大震災前のニコライ堂のスケッチ。

 

VIRGINMARY(『山へよする』挿絵)1919年

 

赤壁のおもかげ(『中学世界』第12巻第6号口絵)1910年

 

また、夢二は、当時珍しかった海外のファッション誌も参考にしていたようです。流行の最先端となった夢二の絵やデザインは、女性たちの憧れの的に。

三越に絵を持ちこみ、「これと同じように着物を染めてほしい」とオーダーする人もいたとか。夢二がデザインする雑貨を販売していた「港屋絵草紙店」には、女学生や、プレゼントを買い求める男性も多く訪れました。