【お茶の水】ニコライ堂
夢二と恋人の彦乃(右)。仲を反対されていた2人が、ひそかに結婚式をあげた時の様子が描かれている。下は関東大震災前のニコライ堂のスケッチ。
また、夢二は、当時珍しかった海外のファッション誌も参考にしていたようです。流行の最先端となった夢二の絵やデザインは、女性たちの憧れの的に。
三越に絵を持ちこみ、「これと同じように着物を染めてほしい」とオーダーする人もいたとか。夢二がデザインする雑貨を販売していた「港屋絵草紙店」には、女学生や、プレゼントを買い求める男性も多く訪れました。