「快適領域を超える」を習慣に

さらに教授は、アメリカの学習成績最下位クラスの学校に、このニューロンの話を中心とした授業を展開しました。

その最下位クラスの学校の1つは、ブラックアメリカンを中心とするニューヨークのサウス・ブロンクス地区にありました。その学校の4年生の子どもたちは、最初はペンもまともに握れない状態だったといいます。

ところが、この授業を展開した1年後、なんとそのクラスがニューヨーク州の学校の中で、算数のテストの平均点が一番になるという快挙を成し遂げたのです。

また、学習という面でも恵まれた環境にいるとは言い難い、シアトルのアメリカ先住民居住区内にある学校の生徒たちは、シアトルにおいて最下位の成績が何年も続き、まわりの関係者をはじめ、それは変えようもない事実だと思い込んでいました。

ここで同じく、この授業を展開した1年半後、成績最下位から一躍トップに躍り出るという驚くべきことが起こったのです。

この話を聞いて、あなたはどう感じましたか?

いいニュースは、本記事を読んで、このことを知ったみなさんは、あの成績が上昇していった子どもたちと同じ条件を、この瞬間にすでに得たということです。

快適領域を超えることを習慣化すれば、あなたの脳力は今からいくらでも伸びるという事実を知った今、何事にもチャレンジしない理由はありません。

さあ、これから快適領域を超える習慣をしっかり身に付けていくのは、いかがでしょうか。

※本稿は、『改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。


改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法』(著:三浦将/クロスメディア・パブリッシング)

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