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「ダイエットを始めてもすぐにやめてしまう」「資格の勉強が続けられない」など、<よい習慣>を身につけたいけどうまくいかない……と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんななか、「まずは、1つのスイッチになる習慣を徹底的に定着させることが大切」と語るのが、株式会社チームダイナミクス代表取締役・三浦将さんです。そこで今回は、三浦さんの著書『改訂新版 自分を変える習慣力 コーチングのプロが教える、潜在意識を味方につける方法』から、よりよい自分へと変わるための方法を一部ご紹介します。

成功と習慣の関係とは

成功はよい習慣をしっかり身に付けることにつきる

ビジネスや人生で成功をするためには、特別な気質や能力が必要と考える方は多いと思います。

著名な経営学者のピーター・ドラッカーは言いました。

「成果をあげるには、性格、強み、弱み、価値観、信条はいかようであってもよい。なされるべきことをなすだけでよい。成果をあげることは、習慣である。したがって、他の習慣と同じように身につけることのできるものである。そして身につけなければならないものである」(『経営者の条件』より)

ドラッカーによると、成果を上げるためには、天賦の才能を持つことではなく、1つ1つのよい習慣をしっかり身に付けることに尽きると言います。

氏の膨大な研究と、その類まれなる慧眼を背景にしたこの言葉は、私たちにうれしい説得力をもって響いてきます。