NHK大河ドラマ 『光る君へ』物語は後半戦、新たな登場人物は？伊藤健太郎がまひろの娘・賢子を救うオリジナルキャラクター・双寿丸役で登場！

藤原賢子役の南沙良さん（『光る君へ』／(c)NHK）

すべての写真を見る

新たな登場人物

現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』（NHK総合、日曜午後8時ほか）。新たな登場人物たちの扮装写真が公式Xにて公開された。

今回公開されたのは、南沙良さん演じる藤原賢子、片岡千之助さん演じる敦康親王、伊藤健太郎さん演じる双寿丸、神尾佑さん演じる平為賢の4名。

藤原賢子は、まひろ（紫式部）と藤原宣孝の娘。祖父の為時にかわいがられて育つ。仕事ばかりのまひろには反発、書き上げた物語を燃やしてしまったこともある。しかし、その文才を受け継ぎ、やがて宮仕えすることに。実の父は道長である。南さんは

「紫式部の娘、賢子を演じさせていただきます。
賢子は、明るく情熱的で、後に女性としては異例の従三位という高位に上りつめたと言われています。母に対しては、放置されてきたという想いから、敵愾心にも似た複雑な感情を抱き、母娘の間の緊張感が存在しています。
私も毎回いただく台本をとても楽しみにしています。賢子が持っているかわいらしさ、利発さを丁寧に表現出来たらと思っています。」

とコメントを寄せた。

敦康親王役の片岡千之助さん（『光る君へ』／(c)NHK）

敦康親王は一条天皇と定子の第一皇子。道長の長女・彰子のもとで養育され、次の東宮候補だったが、彰子にも皇子が生まれたことで運命が変わってゆく。母代わりの彰子を慕うようになる。

敦康親王を演じる片岡さんは

「光源氏のモデルとなったという説のある敦康親王を演じさせていただけること心から光栄に思います。
僭越ながら、僕自身も家を継ぐというような環境に長男として生まれた身ということもあり、敦康親王も長男としてお生まれになり、本来ならばそのまま皇太子になられるはずが、人々の思惑、また世の中の流れによって、悲劇的な運命を辿られる生涯であったと思います。
ただ、悲劇的であったと言いましても、父上や2人の母上をはじめとするいろいろな方に愛されて育った方だと思っております。
短い生涯でしたが、そのかけがえのない愛をもらった敦康親王の美しい人物像を僕自身、精一杯勤めさせていただきたいです。」

とコメント。

双寿丸役の伊藤健太郎さん（『光る君へ』／(c)NHK）

伊藤さんが演じる双寿丸は、賢子を盗人から救ったことで、その屋敷に出入りするようになり、まひろとも知り合うという役どころ。武者としての生き方に独自の考えを持っており、興味を持った賢子はひかれていく。

伊藤さんは

「初めての大河で、しかも「アシガール」、「スカーレット」でお世話になった内田チーフ・プロデューサーを始めとするスタッフさんとのお仕事、出演キャストの皆さんとのお芝居がとても楽しみです。
双寿丸はオリジナルのキャラクターということもあり、すごく演じがいがある人物だと思っています。
「光る君へ」の後半戦で双寿丸がどのように物語に関わって行くのか、ぜひ楽しみにしていただきたいです。」

とコメントを寄せた。

平為賢役の神尾佑さん（『光る君へ』／(c)NHK）

平為賢は藤原隆家と親交のある武者。隆家が大宰府に赴く際に従い、刀伊の入寇の際に軍功を立てる。為賢のもとで、双寿丸は武術の研鑽に打ち込んでいる。

藤原隆家と親交のある武者・平為賢を演じる神尾さんは

「平為賢は平安時代、貴族の世から武士の世に移り変わる時代に生きた武将。時代の移り変わりの象徴の1人として登場します。おそらくこの頃には武士道精神というものはまだ確立してなかったが、忠誠、信義、献身に溢れ、純粋に藤原隆家の人柄に惹かれ心酔している、心から尊敬できる人物に仕えることは武士としてこの上ない幸せだったのだろうと思います。劇中では為賢ならではの忠と武を存分に表現したいと思います。」

とコメントを寄せた。

『光る君へ』は大河ドラマ第63作。主人公”まひろ”こと紫式部を吉高由里子さんが演じ、脚本は大河ドラマ『功名が辻』、連続テレビ小説『ふたりっ子』、『セカンドバージン』などを手掛けた大石静さんが担当しています。

ドラマは平安時代中期を舞台に展開。藤原道長（柄本佑さん）への秘めた想いや、たぐいまれな想像力を活かし、紫式部が「光源氏＝光る君のストーリー」を書き上げていくまでの一生が描かれます。