歴史が塗り替わった

場面が変わって最高裁大法廷。

法壇に立った最高裁長官・桂場等一郎(松山ケンイチさん)が判決を述べます。

「主文。原判決を破棄する。被告人を懲役2年6月に処する。この裁判確定の日から3年間右刑の執行を猶予する。尊属殺に関する刑法200条は、普通殺に関する刑法199条の法定刑に比べ著しく差別的であり、憲法14条1項に違反して無効である。この見解に反する従来の判例は、これを変更する」

すると、桂場や寅子にとって”師”でもある穂高先生が、かつて果たせなかった23年前の合憲判決の光景が流れ――。

「長い時をかけて歴史が塗り替わったのです」というナレーションと共に、よねと轟は涙を流します。