たんぱく質を取り入れた食事を

栗原先生が特に重要だと考えるのが、筋肉の減少を食い止めること。そのためにはたんぱく質不足に注意して、と話します。

「加齢にともない筋肉の減少スピードが加速するにもかかわらず、食べる量は減っていく。つまり、自然にまかせていては、筋肉の減少を食い止められないのです。60歳を過ぎたら、意識的にたんぱく質を取り入れた食事に切り替えましょう」(栗原先生。以下同)

厚生労働省が推奨する一日の食事の三大栄養素の配分は、たんぱく質が15~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%ですが、栗原先生は、さらにたんぱく質を増やしたほうがよい、とアドバイスします。「たんぱく質30%、脂質20%、炭水化物50%ぐらいが理想的。一日の必要量は、体重60kgの人ならたんぱく質60gを目安にしましょう」

 

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