ドラマの<良心>惟規の退場

第39回では、まひろの弟・惟規が、父・為時の越後赴任に同行する途中で激しい腹痛をうったえ、そのままこの世を去ってしまいました。

物語の最序盤からまひろを支え続け、ドラマの<良心>とも言える存在だった惟規だけに、その突然すぎる退場に多くの視聴者がショックを受け、また涙を流したようです。

その惟規、5月5日に放送された18回で大学寮から帰宅した際、学生の間で『白氏文集』の「新楽府」が流行っていることをまひろに話していました。

作者である白居易は「新楽府」を通じて民に代わり、時の為政者を正している、という内容を惟規から聞いて強い関心を持ったまひろ。

惟規に頼んで「新楽府」を借りてきてもらうと写本に励み、それがきっかけで政に興味を持ち始めた、というエピソードがありました。