惟規が残したもの

それからおよそ5か月が経った、今回のドラマ中盤。

中宮彰子とまひろが藤壺で向かい合い、書を読み合う姿が描かれました。

「太宗は常に人を以て鏡と為し」「古(いにしえ)を鑑み今を鑑み容(かたち)を鑑みずと。」とよみあげる彰子。

その後「四海の安危 掌内(しょうない)に照らし」「百王の理乱心中に懸く」と、声を揃えて二人がよみあげた内容は、正に惟規がかつてまひろに紹介した「新楽府」なのでした。

この様子にネットでは「序盤で惟規が紹介した『新楽府』がここで回収を!」「政に関心を持ち始めた彰子。史実としても残っている、道長へ異を唱えるキッカケになっていくのでは」「物語に大きく絡むことはなくとも、しっかりと存在感のある弟でした」「惟規が退場する回に、あえてこういったものを忍ばせてくる『光る君へ』、好きです」といった声が見られていました。

大河ドラマ「光る君へ」の主人公は平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。

彼女は藤原道長への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。

脚本は大石静さんが担当しています。


《歴史探訪》本郷和人先生が同行!平安貴族ゆかりの京都2日間(12/14・15)

本サイトで大河ドラマ解説を務める本郷先生とともに、歴史の舞台を巡るツアー企画。好評につき、徳川編武田編に続く第3弾【平安貴族編】の開催が決定いたしました!

 

<魅力あふれる旅のポイント>
●単に観光地を巡るツアーとは違い「歴史」の知識を深める、大人の為の学び旅です。
●歴史学者・東京大学史料編纂所教授 本郷和人先生が同行!現地を実際に見ながら、詳しい説明を聞き、質問し、歴史のダイナミズムを自ら体感することができます。
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<予定訪問地>
・華やかな藤原摂関時代をしのぶことのできる世界遺産「平等院」
・紫式部が「源氏物語」の着想を得たとされる「石山寺」
・平安遷都1100年を記念して創建!桓武天皇と孝明天皇を祀る「平安神宮」
・歴代天皇の居所「京都御所」
・菅原道真公をお祀りした神社の宗祀「北野天満宮」
<そのほか>
2日目昼食後には本郷先生との懇談会のお時間もご用意!
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