朝食を抜くと引き起こされる悪影響
また、あくまで肥満に関係するのは量よりも質なので、太らないために食事の回数を減らすという行為も、1日の総量としてしっかり糖質を摂ってしまっているのであれば無意味です。
食事の回数を減らしても、太ります。
「時間がないから」「面倒だから」を理由に、朝食抜きをするのもやめましょう。
朝食を抜いている人のほうが太りやすく、糖尿病になりやすい(改善しにくい)という研究結果が出ているからです。
朝食を抜くと、かなりの空腹状態でその日の1食目を摂取することになります。それが血糖値の急上昇、ひいては血糖値スパイクを起こすのです。
時間栄養学という学問の領域では、それが常識とされていますし、1日2食よりも3食のほうが、体重も血糖値もコントロールしやすいことがわかっています。
食事はなるべく、3食に分けてとるようにしましょう。
※本稿は、『ミスター血糖値が教える 7日間でひとりでに血糖値が下がるすごい方法』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『ミスター血糖値が教える 7日間でひとりでに血糖値が下がるすごい方法』(著:矢野宏行/アスコム)
血糖値や糖尿病について、完全に解明されていない部分はたくさんあります。
その一方で、明らかになっている事実も枚挙にいとまがありません。
本書で最新医学の常識を身につければ、血糖値が「ひとりでに」下がります。