ダイエットのために朝食、場合によっては昼食も食べない

肥満のメカニズムを、世の中の多くの人が誤解しています。

たくさん食べたら太る。この認識は間違ってはいませんが、人間の太る太らないには、じつは量よりも質のほうが大きく関係しています。

(写真提供:Photo AC)

決め手となるのは糖質です。脂質でもカロリーでもありません。

「ダイエットのために揚げ物を控えている」という人をたまに見かけますが、その代わりにお米や麺類をたくさん食べていたとしたら、かえって逆効果。

肥満に拍車を掛けることになってしまいます。

糖質を摂ると血糖値が上がり、インスリンが分泌され、血糖値が低下すると同時にブドウ糖が筋肉に取り込まれるのですが、ここで余ってしまった分が中性脂肪となり、脂肪細胞に取り込まれ、それによって太ります。

これが肥満のメカニズムです。揚げ物や脂身でギトギトのお肉を食べたとしても、摂取される糖質量は知れているため、みるみる太ることはありません。