読まない本はどんどん捨てる

もっとも普通に暮らしていればモノは増える。

体は一つしかないが、必要最低限といって服を一着しか持っていない人はまずいないだろう。

用途に合わせて、便利さを求めて、モノは自然と増えていく。暮らしというのはそういうものだ。

なかには愛着を覚えるものも出てくる。

結論を先に言えば、愛着のあるものを手放すためには執着心との戦いに打ち勝つしかないのだ。

しかし言うは易しで、執着心を手放すのは難しい。

余命宣告されている私でさえ未練たらしかった。

たとえば愛読していた本、買う時に海外から取り寄せるなど苦労した本、無理して買った高価な本や今ではもう絶版になっている本などは手放すのが忍びないのだ。