時間とお金のゆとりを手に入れる

献立が決まったら、買い足す食材リストを作る。これがあると、買い物の時短になり、余計なものを買うことが減るので食品ロスの防止にもつながる。

「試しに、場当たり的に買い物をしていたときと、1週間分の献立にそってまとめ買いしたときの、1ヵ月分の食費を比べてみてください。その差に驚くはずです」

また、リストにあげた食材が高価な場合、たとえば、ホウレンソウを小松菜に、水菜を豆苗にというように、別の安い食材に変更するといい。肉や魚は、特大パックのほうが割安。たとえ一人暮らしでも、小分けして冷凍保存するとお得だと言うから、一人の食事のときもそうしてみよう。

さらに、週に1、2回作りおきしておくと、調理の労力が軽減される。

「使い切るためにも、献立の材料は全部、各料理に適した大きさに切ってしまいましょう。野菜類を先に、あとから肉や魚を切れば、まな板と包丁は最後に一度洗うだけで済みます。

食材をカットしたら、それぞれポリ袋に小分けして、献立ごとにセットしておく。そうすれば、あとは冷蔵庫から出して調理するだけなのでラク。すぐに使わない肉などはジッパー付きの保存袋に入れて、冷凍庫へ」