「1995年1月12日」
一方、自宅の一階では父・聖人と母・愛子が経営する床屋「バーバー米田」が繁盛中。
若林建夫(新納慎也さん)、福田康彦(岡嶋秀昭さん)、大崎彰(内海崇さん・ミルクボーイ)、高橋要蔵(内場勝則さん)ら、商店街の面々が集うなか、佐久間美佐江(キムラ緑子さん)が愛子に「これで体洗うたら痩せるらしいよ」と手渡したのは、これもまた当時を知る人には懐かしい<海藻石鹸>なのでした。
その後、聖人は商店街のアーケード設置計画の責任者を引き受けることになりますが、真紀の父で靴店を営む渡辺孝雄(緒方直人さん)からは「費用が負担できない」などと猛反発を受けることに。聖人と孝雄の対立が深まる中、「バーバー米田」に孝雄が怒鳴り込み、娘を連れ帰る場面も。
実はそうした場面の背景のなかに、日めくりカレンダーが映っており、最後のやりとりでは「1995年1月12日」の表示が。つまりドラマの回想シーン内で、阪神・淡路大震災が起きた1995年1月17日が5日後に迫っている、ということが視聴者へ示唆されるのでした。