しっかり立后の儀に足を運んだ実資

宮中で対立を深める三条天皇と道長。

三条天皇は道長の反対を押し切り、妻・すけ子を皇后とする立后の儀を執り行います。

対する道長。娘・妍子の内裏参入を同日に行うことで、天皇との力の差を周囲に示そうとします。その結果として、道長の狙い通り、ほとんどの公卿は立后の儀には集まりませんでした。

そのなかでも、しっかり立后の儀に足を運んだ実資。

三条天皇から頼み込まれ、本来は右大臣か内大臣が務めるべき役割・上卿をやむなく務めることになります。