しかし、いつか直面するのが「老後」の課題
ただし、すべてのおふたりさまに必ず取り組んでいただきたい「課題」があります。
それが、老後の準備です。
申し遅れました。私は北海道で終活のお手伝いをしております、松尾拓也と申します。
普段はお墓屋さんと仏壇屋さんの社長を務めながら、行政書士として相続や遺言の作成やアドバイスもするという、ちょっと風変わりな仕事をしています。
お墓に仏壇に遺言に相続ですから、まさに終活全般のお手伝いを生業としているわけです。
そんな私が、常日ごろから気になっていたのが、おふたりさまの老後の準備や終活についての情報が少ないこと、でした。
なぜなら、多くのおふたりさまは、いずれ次のような老後の課題に直面することになるからです。
〈おふたりさまが直面する老後の課題〉・自分たちの財産を相続するだけなのに、相手の親兄弟が関係してくる・身元保証人が見つからず、入院や施設への入所すらままならない・認知症になってしまった相手の預貯金や投資財産を引き出せない・自分たちのお墓や納骨してくれる人について、どうしたらよいのかわからない
一番大きな問題は、多くのおふたりさまが、自分たちにこうした課題があることに気づいていない点にあります。