メノポハンド、3つのタイプ

メノポハンドには、大きく分けて三つのタイプがあります。

一つ目は、「腱鞘炎」。指が曲がったままの状態で動かせなくなり、無理に動かそうとするとバチンとばねをはじいたように動く“ばね指”や、手首の親指側が腫れて痛む“ドケルバン病”などがこれに当たります。

二つ目は、「末梢神経障害」。“手根管症候群”と呼ばれる症状で、親指から薬指の親指側半分にかけて強いしびれを感じます。

そして三つ目は、手指の関節が腫れたり変形したりする「変形性関節症」。第一関節に症状が出ると “へバーデン結節”、第二関節で起こると “ブシャール結節”と呼ばれます。

「痛みやしびれは、更年期症状の収束とともに治まっていくことがほとんど。しかし、動かしにくいからと、関節を曲げた状態のまま放置すると固まってしまい、ボタン掛けが難しくなるなど、生活に支障が出るようになります。違和感を抱いた時点で対策を講じることが大切です」