掛け捨ての保険は本当に「損」なのか
掛け捨ては「損」、お金が戻ってくるほうが「得」だと思っている人がいます。これは誤解です。
少ないお金で大きな保障を得られることが、保険のメリットです。本来の役割から考えると、掛け捨てのほうが「得」なのです。
掛け捨ての代表格「定期保険」と、解約返戻金がある貯蓄型の「終身保険」を比べてみましょう。
下の図は、どちらも40歳男性、死亡保険金1000万円です。
定期保険の保険料は月額2886円。対して、終身保険の保険料は月額3万4510円です。月に3万円以上違います。
もちろん、終身保険は解約返戻金があり、必ず受け取ることができます。定期保険は60歳までの間に死亡しなければ、何も戻ってきません。
保険料だけで単純に比較するのは難しいのですが、終身保険でリスクに備えると、家計を圧迫することになります。