「保険に入ろうと思っているけれど、何から手を付けていいかわからない」「保険選びってよくわからないから、誰かに相談したい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そんななか「保険は、人生の中でマイホームの次に高い買い物。ムダな保険を見直すだけで大きな節約になる」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんです。そこで今回は、長尾さんの著書『1日1分読むだけで身につく保険の選び方大全100』から、保険選びに役立つアドバイスを一部ご紹介します。
絶対にしてはいけない見直し方とは
保険を見直して、別の保険に入り直すことがあります。その際は手順に気をつけてください。
いまの保険を解約してから、新しい保険を契約する。これはやってはいけません。
前の保険と次の保険との間に、空白期間ができてしまうからです。その間に大きなトラブルがあったとしても、何の保障も受けられません。
両方の保険料を払うのはもったいないと数千円をケチったばかりに、取り返しのつかないことになりかねないのです。
あるいは、告知や診査で引っかかって、新しい保険に加入できない可能性もあります。先に解約していたら、前の保険にも戻ることができないかもしれません。
保険料がムダになると思っても、必ず新旧の保険期間をダブらせましょう。新しい保険の責任開始を確認してから、古い保険を解約するようにしてください。
また、がん保険には、3ヵ月の待ち期間があります。加入が認められても、この期間は保障がありません。そのため、がん保険は3ヵ月の間、保障をダブらせる必要があります。