(イラスト:きじまももこ)

 

【その4】気分が晴れないときは深呼吸をするべし

とくに何か悪いことが起きたわけでもないのに気分がスッキリしない、落ち込む。あるいは、イライラが止まらない――。そんな感情に支配されているときは、深呼吸が効果的です。

人は緊張したり、落ち込んだり、イライラしたりすると、必ず呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、体内に取り込む酸素量が少なくなるため、脳に行く血液量と酸素量も減って、感情をうまくコントロールできなくなるのです。

全身に酸素を行き渡らせるためにも、横隔膜を伸縮させて行う「腹式呼吸」を身につけましょう。椅子に座り、鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、いったん息を止めたら、今度は口からゆっくり息を吐きながらお腹を凹ませる。

夜、眠る前にベッドに横になって行うと、より自然にできるでしょう。

 

心をこじらせない6ヵ条「その5」「その6」につづく