算数で身につく力
少し話が逸れますが、仕事でトラブルがあった際、その問題を分解して、「まずはこれをやって、次はこれをこうして……」と、着手すべき優先順位を決め、解決に向けて思考をめぐらせますよね。
算数の図形問題も同じです。問題を解くことで、条件を分解して整理する力を養っているのです。
大人になって、算数や数学の問題そのものを解く場面は少ないかもしれません。しかし、論理立てて考える、今までの知識をベースにして解決策を考える、といった算数で習得できる力は、社会にでても役立つのです。
・図形問題は、自分の知っている図形を見つけだして解く
・算数を解くための思考力は、社会にでてからも役立つ
※本稿は、『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIXだから知っている算数のできる子が家でやっていること』(著:佐藤智/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「数的センス」「図形センス」は経験で育まれる!
首都圏難関中学合格者数No.1進学塾のSAPIXが教える「算数力が勝手に伸びる」メソッドとは……?